室内に花を飾っていますか?
イギリスでは金曜日の仕事終わりに、花を買って帰る習慣があるといい、週末に家族と過ごす時間を彩るとか。
素敵過ぎです!!!
花を観賞する事で、ポジティブ感情が促進、癒され効果やストレス緩和などの心理状態になると言われています。
日々のお手入れと観察で、蕾から花が咲くまでの変化などの過程も楽しみの一つですね。
寒い冬や暑い夏の屋外のガーデニングの水やりは辛く、面倒だと思ってしまう私は、室内での花のお手入れはじっくりと、ゆっくり花の鑑賞が出来るという事で嬉しく。
花は大好きだけど、気分屋の私は、めんどうな事、難しい事は省きがち。
そんな私でも室内で簡単に育てられた花や、独自の育ててみた感想や経験を元に、初心者でも比較的育てやすい花を調べてみましたので参考になれば幸いです。
初心者でも簡単!室内でも比較的育てやすい花 ①ヒヤシンス
ヒヤシンスは初心者の方でも簡単に室内で育てられる花の一つであり、茎に可愛い小花が沢山ついた、良い香りが特徴の花です。香りには好き嫌いがありますが、私は大好きな香りで、花姿と共に香りにも癒されます。
10月~12月に栽培を始め、花が咲くのは3ヶ月後の1月~3月頃、1ヶ月程度開花した花姿を楽しめます。
土を使用せず、ヒヤシンスポットにて、水耕栽培が出来るので比較的簡単です。
水耕栽培でヒヤシンスを咲かせるコツとしては、球根を一定期間寒い環境に置くことです。
- 管理場所
1ヶ月程度紙袋等に包んだ球根を、冷蔵庫内で冷やしてから栽培を始めます。 栽培を始めてからの温度は10℃~20℃での管理が適していますので、室内のエアコン等で暖かくなりすぎていない場所が好ましいです。
ヒヤシンスポットは透明である事がほとんどですので、真っ白な美しい根が鑑賞できるという醍醐味がありますね!
水だけでもヒヤシンスの花は咲いてくれますが、発根促進剤(メネデール(液体)等)を規定量、水に混ぜ栽培すると立派な根を張ってくれますよ。
購入後の球根を寒い環境に置く事も知らず、発根促進剤も使用せず栽培した初心者の頃の開花ヒヤシンスと、球根を冷やし、メネデールを使用したりと、少しの手間を加えて栽培したヒヤシンスとではやはり開花時の立派さが違いました。
- 水やり
10日に1回程度の水替えが必要です。
根が出てくるまでは、球根のおしりが水に浸かる様に管理し、根が伸びてきたら球根が水に浸からない様に水の量を調整します。
ヒヤシンスは芽が出てくるまでが、難しいと言われていますので、初心者の方、絶対失敗したくない方は少し芽が出てきた芽出し球根を購入しても良いかもしれませんね。
初心者でも簡単!室内でも比較的育てやすい花 ②シクラメン
冬の室内に飾る花といえば、定番シクラメンを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
屋外で楽しめる小さなガーデンシクラメンも良く見られますが、室内花の豪華な雰囲気のあるシクラメンの花姿は素敵ですよね。
店頭に出回る室内用の開花しているシクラメンは、鉢の底に水を補給する底面給水鉢が多くみられ、このタイプは初心者でもポイントさえおさえておけば、比較的簡単に育てれるのではないでしょうか。
- 管理場所
室内でシクラメンを育てるコツとしては、日当たりと温度10℃以上20度以下を保つ事です。
日中は陽の当たる窓際に置き、夜には部屋の真ん中に置いてあげると良いでしょう。
またエアコンの風などが直接当たらない場所に置くように注意が必要です。
- 水やり
底面給水鉢の給水ポットの水がなくなってしまわないように、水やりをします。
開花時期に液体肥料を規定量10日に1回程度給水ポットに水やりしましょう。
土の中の空気の入れ替えや、老廃物を除去する為に1ヶ月に1回程度、鉢の上から土に直接水やりする必要があります。
シクラメンの葉や花に水がかかると傷む事があるので、土に水を掛ける時は先の細い水差しを使用し葉や花を除けながら水やりをしましょう。
咲き終わった花は花茎ごとこまめに取り除いていきましょう。
シクラメンは「葉組み」という作業が必要です。シクラメン球根上部に日が当たる様にする為です。花と葉の間に日が当たる様な感じで、花と葉の間に隙間を開けるというイメージです。上の葉をその下にある葉に引っ掛けていくという作業をし、中にある蕾が日に当たる様に葉組みを行います。
葉組みをする事で、見た目の整った美しさのキープと、新しい蕾が日に当たり次々に花をに咲かせてくれます。
初心者でも簡単!室内でも比較的育てやすい花 ③サイネリア
冬から春にかけ店頭に並ぶ、安価であり色鮮やかなボリュームあるサイネリア。
苗一つから沢山の花が咲きこんもりとした花姿の鉢植えは、初心者の方でも比較的育てやすい花ではないでしょうか。
原産地のスペインでは多年草ですが、日本の夏の暑さで枯れてしまう事が多く、日本では一年草扱いになっています。
私は満開の鉢植えサイネリアを購入し、咲き終われば一年草として処理し、また次の年にお気に入りの色を探して購入していますので、楽で簡単、管理のポイントをしっかりおさえておけば室内を華やかに彩ってくれる最高の室内花の一つです!
- 管理場所
室内の温度は日中25℃以下、夜間5℃以下にならない様に保つのが理想で、室内の日当たりの良い窓辺で管理し、夜は室内の真ん中で管理すると良いでしょう。
エアコンの風が直接当たらない様に注意が必要です。
- 水やり
水やりは水切れしないように土が乾いていたら、たっぷりと水やりをし、月に2~3回程度規定量の液肥を与えます。
花や、葉に水がかかると、枯れたりしぼんだりしますので、先の細い水差し等で花や葉に水がかからないように注意が必要です。
咲き終わった花はこまめに取り除いていきましょう。
そうする事で新しい花が次々に咲いてくれます。
初心者でも簡単!室内でも比較的育てやすい花 ④セントポーリア
セントポーリアは様々な花姿、形、色が豊富でその種類は不明で無数だといわれる程です。「室内花の女王」としても有名な花です。
盛夏を除き通年が開花時期だというのは魅力の一つです。
- 管理場所
管理場所は室内の直射日光の当たらない光が必要な為、カーテン越しの窓際がベスト、また風通しの良い場所で管理しましょう。
太陽光だけではなく、蛍光灯の照明でも十分育つので、日照不足かなと思ったら、植物用の蛍光灯を使用しても良いですね。葉の形が変わってきたり茎がひょろひょろと細くなってきたりする現象は日照不足のサインです。
- 水やり
水やりは10日に1回程度、土の表面が乾いているくらいになれば、たっぷりと水を与えます。
土が過湿状態になると根腐れの原因になるので水の与えすぎに気を付け、葉に水がかからないように注意しましょう。
肥料は開花している時期、1ヶ月1~2回液肥を規定量与えます。
生育の衰える真夏や真冬は肥料焼けを起こしやすい為、肥料は与えないようにします。
枯れたり傷んだりした花や葉はこまめに取り除きましょう。
耐寒温度は5℃~7℃で、室内温度が18℃~25℃で管理できれば通年花を咲かせてくれます。
セントポーリアは繊細である為、難しいと思われるイメージがありますが、最近は様々な改良をされておりポイントさえおさえれば初心者でも育てやすくなっているといわれていますので挑戦してみてはいかがでしょうか。
初心者でも簡単!室内でも比較的育てやすい花 ⑤リーガースベゴニア
リーガースベゴニアの開花時期は、9月~6月。環境が整っていれば通年開花するとも言われています。
幾重に重なった花びらが特徴の色鮮やかで、華やかな魅力があります。
春、秋に、開花している鉢植えやポット苗店頭に並びますが、私は少し大きめ、ボリュームある鉢植えリーガースベゴニアを購入します。購入した鉢をお気に入りの陶器鉢にそのまますっぽり入れ飾るのですが、室内の雰囲気が一気に豪華で素敵になります!
- 管理場所
室内での管理場所は直射日光の強い日差しで葉焼けをおこしてしまいますので、カーテン越しの窓際が良いです。
エアコンの風が直接当たらないように注意し、夜間は気温が下がりますので、部屋の真ん中に置き場所を変えましょう。生育適温は15℃~20℃、風通しの良い場所がベストです。
- 水やり
土が完全に乾いてからたっぷりの水を与えます。
花や葉に直接水がかからない様に先の細い水差しを使用します。
底面給水鉢の場合は給水ポットに水やりをしますが、その場合土の中の空気の入れ替えや、老廃物を除去する為に1ヶ月に1回程度、鉢の上から土に直接水やりする必要があります。
枯れたり傷んだりした花や葉はこまめに取り除きましょう。
水やりに注意し、乾燥気味に育てる事がコツです。液肥(1週間に一回程度)をしっかり与える事で長く花を楽しめます。
まとめ
『初心者でも簡単!花を室内でも素敵に咲かせる、育てやすいお薦め5選!』と題しましてお薦めをした花は比較的ポイントを押さえれば、素敵に花を咲かせてくれます!
- 管理場所
- 水やり
- 肥料
は重要なポイントになります。
ちなみにズボラな私の温度管理は感覚です。
温度計等使用しません。
シクラメン・サイネリア・セントポーリア・リーガースベゴニアの咲き終わった花、枯れた花、傷んだ花をこまめに摘みする事で新しい蕾がどんどん花を咲かせてくれます。
長い間花を楽しませてくれるコツですので実践してみてください。
室内で素敵な花が長く育ちますように。