「もみの木」鉢植えの育て方。本物のクリスマスツリーを飾りたい!

本物のクリスマスツリー「もみの木」を部屋に飾る事ができると素敵ですね!

クリスマス期間部屋に飾り、時期が終わるともみの木を返しに行くという便利なもみの木レンタルサービスもありますが、自分で育てた愛着あるもみの木をクリスマスツリーにしたい!というのも素敵です!

ズボラな私は、もみの木を購入したものの、何となくで育てた結果、夏に枯らしてしまった苦い思い出があります。

初心者でも育て方のポイントをしっかり押さえれば夏の暑さで枯らす事なく、通年緑を楽しめる樹木だといいます。

今回もみの木鉢植えでの育て方を調べてみましたので、参考になれば幸いです。

目次

もみの木はこんな木

もみの木は、「マツ科・モミ属の常緑針葉樹」です。

もみの木の種類は北半球を中心に約40種類が自生しており、一般的にヨーロッパでは「ヨーロッパモミ」や「ドイツトウヒ」をクリスマスツリーとして使用しているといいます。

海外だけではなく、国内でも「モミ」や「ウラジロモミ」「シラビソ」「トドマツ」「アオトドマツ」の種類が自生しています。

国内でクリスマスツリーとして販売しているもみの木の多くは「ウラジロモミジ」です。樹高40メートル程にもなる高木で、樹齢40年程育った大きなもみの木に黄色い花が咲き、その後(球果・もみぼっくり)が実るといいます。

もみの木がクリスマスツリーと結びついた理由はいくつかの歴史があります。

  • 古代から北欧の冬は寒さがとても厳しいのですが、その厳しい冬の寒さの中でも、もみの木は常に緑色の葉をつけており、その事から「永遠の命の象徴」と考えられ、特別な樹木として扱われてきました。
  • もみの木には小人が宿ると考えられており、この小人たちは、人間に幸せを与えてくれるとされていました。そのことからもみの木に花や食べ物を飾る様になったといわれています。このような信仰からもみの木がクリスマスツリーの代表となりました。
  • もみの木が天に向かって真っすぐに伸びる姿から、「天にましますわれらの父よ」と礼拝の対象として最上の樹木と考えた宣教師の勧めがクリスマスツリーの始まりだという説もあります。

店頭でよく見かけるゴールドクレストユニファーなどヒノキ科の針葉樹をクリスマスツリーにしているという方も多くみられる様になりましたが、もみの木にこだわりたいという方も多いのではないでしょうか。

もみの木は鉢植えがおすすめ

家庭でもみの木を育てるのには地植えでなく「鉢植え」がおすすめです。鉢植えをおすすめする理由はこちらです。

もみの木は成長が早く、地植えで栽培することで、大きくなりすぎてしまいお手入れが大変になってしまいます。

勿論、大きなお庭があり余裕があるのであれば、家庭の庭にもみの木の地植えというのは羨ましくとても素敵なのですが。

鉢植えで育てる事で、樹木の大きさを制限できるという事からも鉢植えがおすすめです。

また鉢植えであれば、季節によって配置場所の移動ができます。もみの木を育てるのには屋外が適していますが、クリスマスの時期にはもみの木を室内に入れ、クリスマスの飾り付けをし本物のクリスマスツリーパーティーが楽しめます!

もみの木鉢植えの育て方 「土の準備」

もみの木は基本的に丈夫な植物ですので、夏越しのポイントさえ押さえれば難しくなく育てられます。

「土の準備」

店頭に並ぶもみの木の苗は掘り上げて、根を麻布で巻かれた根巻きの状態で売られています。

麻布で巻かれた状態のまま苗がすっぽりと入る大きさの鉢に入れ、周りに土を押し入れていきます。

同時に水をたっぷり入れながらドロドロにしながら植えます。

これは根と土に空間が出来ない様にする為です。

(麻布は土の中で分解されますので心配はいりません)

土は保水力のある土が望ましく、園芸店で販売されている植物用の培養士が簡単です。

自身で土を作る際は赤玉土7~8:腐葉土2~3の割合で混ぜ合わせ、1~2週間程度寝かせた土を使用します。

もみの木鉢植えの育て方 「配置場所」

配置場所

もみの木の鉢植えは屋外での管理が望ましく、日当たりと風通しが良い場所に配置します。

葉や枝が壁などに触れた状態でいると葉や枝が痛みますので、障害物がない広々とした場所に配置しましょう。

寒さには強いですが、夏の暑さや西日が苦手で葉焼けをしますので遮光対策が必要です。

真夏の期間だけは半日陰になるように鉢の場所を移動させる事が望ましいです。

「もみの木鉢植えをクリスマスツリーにして室内に移動する時」

クリスマスの時期にはクリスマスツリーにして、部屋の中で楽しみたい方もいますよね。その為にもみの木を購入される方もいるのではないでしょうか。

もみの木を部屋の中に入れる際の注意点は、1週間程度だけにしておきエアコンの風などが当たらない様に配慮も必要です。急な環境の変化で葉が落ちてしまいますので、期間が終わると、もみの木にとって心地の良い屋外に戻し外での成長を楽しみましょう。

もみの木鉢植えの育て方 「水やり・肥料」

「水やり 肥料」

もみの木は乾燥に弱いので、水やりは1年を通して水切れしないよう、表面の土が乾いたらたっぷりの水やりをします。

乾燥すると、根が枯れてしまう事になるので幼木の時は特に注意が必要で、毎日の土の観察が必要です。

土の中が蒸れないようにする為に夏場は朝や夕方の涼しい時間帯に水やりします。

もみの木は肥料をあまり必要としません。

木が弱っている様なら新芽を出す2月~4月に化成肥料を与える程度で十分だといいます。

もみの木鉢植えの育て方  「植え替え」

「植え替え」

数年に一度、鉢の中に根詰まりが起こらない様、新芽が出てくる2月~4月の間に一回り大きな鉢に植え替えをします。

植え替え時、細い根が傷まない様に、根についている土は崩さず新しい土と共に、植え替えをします。

鉢の大きさを変えたくない場合は一度鉢から取り出し、根鉢(土と根の塊)を半分程度崩します。傷んでいる根は取り除き、根の先から3分の1程度切り込みしたもみの木を鉢に植え込みたっぷりの水やりをします。新しい根が伸びてくるまで乾燥させない様注意が必要です。

もみの木鉢植えの育て方 「剪定」

剪定

もみの木は成長が早い為、放置しておくとお手入れが難しくなりますので、希望の大きさで納まる形に調整しましょう。

もみの木は自然に任せておいても、ある程度整った樹形になるといいます。

11月から3月の寒い時期に、全体のバランスを見ながら、長く伸びた枝や曲がった枝、また込み合って風通しが悪くなっている部分があれば剪定します。

まとめ

「もみの木」鉢植えの育て方を調べてみましたがいかがでしたでしょうか。

もみの木のイメージはやはりクリスマスツリーですので、海外のイメージもありますが日本にも「もみの木」が自生しています。

もみの木の育て方は、日当たりと風通しが良い場所で管理し、1年を通して水切れしないように表面の土が乾いたら、水をたっぷりあげます。夏の暑さと西日が苦手ですので、遮光対策が必要です。

基本的には丈夫な植物ですのでポイントをしっかり押さえ、夏越しが出来れば、あとは比較的難しくなく育てる事が出来ます。

自身の育てている「もみの木」で毎年クリスマスツリーが出来るととても素敵ではないでしょうか。

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